中京フロン

企業概要

代表メッセージ

ごあいさつ

「業界のパイオニア」として、
循環型社会の構築に貢献できる企業へ。

我が国は、現在フロンの約90%以上を海外からの輸入に依存しています。
そして、使用済みとなり回収されたフロンの約80%以上が破壊分解処理されているといわれています。
この数字からも、輸入フロンへの依存率の高さがおわかりいただけると思います。
そんな中、2016年にルワンダ・キガリで開催されたMOP28(第28回締約国会合)では、
代替フロンを新たにモントリオール議定書の規制対象とする改正提案が採択され、
この「キガリ改正」により2019年より新たな生産規制・輸入規制が始まりました。
フロンを回収して破壊分解処理するだけでなく、資源として再利用することの重要性が、益々高まってきています。

私たち中京フロンは1995年より「業界のパイオニア」としてフロンの回収に取り組み、
2006年からはいち早くフロンの再生処理に着手しました。
現在は全国47都道府県で受入・回収したフロンの約半分を再生処理し、
安全性を徹底的に分析したうえで「再生フロン」として製品化しており、その量は年々増加しています。
また、私たちの強みは、空調機器や冷凍機の冷却に使用されているフロンの回収・再生・処理・販売までを
自社内にてワンストップで行えることにあります。
これらをトータルに手掛ける会社は全国的にも数少なく「中京フロンに任せておけば安心」と、
お客様からお声をかけていただくことが多くなりました。

そして今後、フロンという限りある資源の循環を国内でさらに拡充させていくうえでの最大のポイントは、
「協業体制をいかに構築するか」にあると言えるでしょう。
コストダウンやフロン漏えいリスク回避なども含めたさまざまな課題の解決策として、
私たちが今、目指しているのは「ネットワークの構築」です。フロン輸送を担う協力業者をはじめ、
フロン回収再生のネットワークを全国に拡大するとともに、各地の家電リサイクル工場からの
再生受入拡大を進めることで、世界的な潮流である循環型社会の実現に貢献できればこれに勝る喜びはありません。
また、ガス変圧器やガス遮断器などに使われているSF6ガスの回収や処理にも注力し、
東京・名古屋・大阪・浜松・富山といった産業の大動脈を網羅する拠店を生かしたフットワークで、
地元の同業他社様と同じスピード感・低価格での回収も実現できていると自負するところです。

これからも、私たち中京フロンは長期的視点を持ち、
しっかりと根を張った樹木が年輪を刻んでいくような、永続的成長企業へと舵を切ってまいります。
そのためにも「社員第一」を掲げ、すべての社員の物心両面の豊かさを追求し、
一人ひとりが能力を最大限に発揮できる体制や環境を創りあげることで、
既存事業の維持・向上と、新たな事業の柱の構築に努める所存です。
フロンに対するニーズや課題が多様化・高度化する中、コンプライアンスを遵守し、
お客様と社会の信頼に応えてまいりますので、
今後ともより一層のご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役太等 達宣

企業理念

私たちは、従業員の成長を糧とし、地球環境の保護を通じて世界に安心・安全な未来を届ける循環型社会を代表する会社を創り、社会の進歩発展に貢献します。

行動指針

  1. 法令遵守
  2. 安全に確実に
  3. 謙虚に礼儀正しく
  4. 会社は従業員のために、従業員はお客様のために

経営における課題とチャンスの明確化

事業について

2016年モントリオール議定書キガリ改正で採択された国際的なHFC段階的削減により、環境に優しい代替品としての自然冷媒と第4世代のHFOに注目が集まっています。現状、自然冷媒もHFOも100%環境に影響がないとは言えませんが、よりよい製品が生まれることによって、そう遠くない未来、フロン類はいずれ100%廃絶される。それを考えると課題は山積みです。しかしながら、その道中全てがチャンスと捉えることもできます。
R410AやR404Aの代替冷媒が活発に採用されてきていますが、その代替冷媒もGWPこそ低いもののフロン類であることに変わりはなく、適切な回収・処理が必要です。現状、代替冷媒は当社の対応製品ではありませんが、研究開発によってそれらも回収事業及びリサイクル事業に組み込んでいくことで、これまで同様安価で高品質なものを提供し顧客のニーズに沿うことができます。また、先述のHFOに限っていえば、大気寿命後に一部発生するTFA(トリフルオロ酢酸)は酸性雨となって大地や水域に降り注ぐ可能性がありますが、研究が不十分ながらも環境への影響は少ないとの考えから、現在回収処理の対象とならず大気放出で問題ないということになっています。しかし、価格は現行冷媒の十数倍に達することから、同様のニーズが生まれるのではないかと考えています。

人材について

近年、自社の急速な事業拡大により業務負荷が高まり、人材が不足しています。求人効率の最大化及び離職率の低減化を行うにあたり、福利厚生・広告費の拡充、従業員の納得感と公平性を重要視した人事評価制度の導入、効率的な業務システムの導入に取り組んでいます。

今後について

上記2つから生まれた資源・モノ・人を元に新規事業にも挑戦していきたいと考えています。また、環境保全を通じ、社会貢献及び企業価値を高めていきたいと考えています。

環境理念

中京フロン株式会社は、設備工事や解体工事及び家電リサイクル処理において発生するオゾン層破壊物質、温室効果ガスであるフロンガスの適切な回収事業及びリサイクル事業の関連技術・製品普及活動を通じて環境負荷の抑制や低減に取り組み、環境保全に貢献する企業を目指します。

環境方針

  1. オゾン層破壊物質、温室効果ガスであるフロンガスの適切な回収事業及びリサイクル事業を推進し、環境負荷の低減、循環型社会システムの構築に貢献します。
  2. 省エネルギー、省資源、グリーン購入を推進し、環境負荷の低減を図ります。
  3. 環境に関する情報の提供・公表を行います。
  4. 環境関連の法規を遵守し、環境保全への取り組みを行います。
  5. 環境方針は、全従業員に周知徹底するとともに、実行維持に努めます。
TOPへ戻る